綿花の生産において今まで人目を引くことのなかった花が、今や認知症の治療薬の材料になった。中国科学院新疆理化技術研究所の研究開発チームは、完全に独自の知的財産権を持つ中国医薬第5類新薬の「棉花花総フラボン錠剤」を開発し、製薬会社への譲渡を完了した。これは新疆初の科学技術成果の収益分配への転化に成功した製品となった。光明日報が伝えた。
綿花の花は実が形成される前に咲くが、綿花産業の副産物として捨てられていた。中国科学院新疆理化技術研究所の科学技術者が、その化学成分の系統的な分析・研究を行ったところ、フラボンが豊富に含まれ、認知症治療の高い効果を持つことが分かった。科学者らは現代的な加工技術を用い、花に含まれるフラボンを抽出し、軽・中度の認知症治療に用いることのできる、薬効が高く、小さくて飲みやすい錠剤を開発した。
(人民網日本語版)
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