中国の動画配信サイト・優酷はこのほど、小説家・東野圭吾の代表作「秘密」と、映画などの情報コミュニティサイト・豆瓣で、ユーザー評価が9.0ポイントに達している日本の人気ドラマ「僕のヤバイ妻」のリメイク版製作権を獲得したことを発表した。ネットドラマと同名の映画を同時進行で製作するという。中国新聞網が報じた。
東野圭吾の「秘密」は、第52回日本推理作家協会賞(長編部門)にノミネートされ、推協賞を受賞したほか、第120回直木賞にもノミネートされた作品。主人公の杉田平介の妻・直子と11歳の娘・藻奈美が事故に遭い、それがきっかけで娘の身体に直子が宿るという設定で、娘の身体に宿った妻との生活に、次第に心のずれが生じてくるというストーリーだ。同小説は1999年に映画化され、女優・広末凉子と俳優・小林薫が主演を務め、「おくりびと」(2008年)で知られる滝田洋二郎監督がメガホンを握った。ネットドラマ製作が予定されているもう一つの心理サスペンス作品である「僕のヤバイ妻」は昨年中国のソーシャルサイトで注目を集めた日本ドラマの一つで、豆瓣での評価は9.0ポイント、愛人と共に妻を殺害しようとする夫と、すでに夫の浮気に気付いている美しくもヤバイ妻が、夫の浮気に復讐するストーリーだ。
今回リメイク版の製作権を取得した優酷は今後、「秘密」と「僕のヤバイ妻」のネットドラマを製作する計画で、全24話、1話が30~40分になる予定。1週間に1話のペースで配信され、同名映画も同時に製作される。
(人民網日本語版)
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