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中国製造に確信を抱く
中国の自動車市場の拡大に伴い、現地化製造戦略を推進する自動車メーカーは相次いで中国に工場を設立している。取材を受けた企業の関係者は中国に工場を設立することは、コストを節減できるうえに、中国製造に対する強い自信の表れでもあると述べた。
「中国で製造された自動車の品質は欧州の工場と完全に肩を並べている。」とスタークマン氏は語る。VWは現在、中国大陸部に19の工場を保有し、中国市場で販売されるすべてのVW車が現地化生産を実現している。
中国資本に確信を抱く
中国資本は近年、急激な勢いで世界に進出し、力強い活力をアピールしている。同時に、中国の海外投資目的が疑われることもあり、中国が投資する狙いは技術の「窃取」だと考える人さえいる。これに対し、ボルボのホーカン・サミュエルソン総裁兼首席執行官は同意できないと述べた。 「吉利のボルボ買収は現時点で非常に成功したと言える。吉利がサポートしなければ、ボルボは今日のような成果を取得できるとは想像し難かった。」「ボルボは買収から大きなメリットを得た。それは非常にはっきりとした結果だ。」とサミュエルソンCEOは語った。
サミュエルソンCEOはまた次のような見解を示した。吉利によるボルボ買収はウィンウィン戦略と言える。一方で、吉利は世界の先端技術を獲得し、国際市場の基準に合った製品を発売した。もう一方で、吉利はボルボの中国市場への全面的な進出を支援し、ボルボが新開発した小型車向けモジュラーシステム(CMA)とコンパクトなスポーティ型多機能車(SUV)の開発ために、有力なサポートを提供した。(岩部)
(新華社より)
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