世界大手の製薬企業、英グラクソ・スミスクラインのアンドリュー・ウィティー最高経営責任者(CEO)はこのほど、世界経済フォーラムの年次総会期間中、新華社の独占取材に応じ、多くの国で保護主義や国内重視の傾向が高まっている中、中国の発展に対する各国の参入を中国が歓迎していることは人々を鼓舞するもので、中国は引き続き世界の経済成長をけん引する重要な役割を果たすだろうと述べた。
アンドリュー・ウィティーCEOは、「私は中国経済の見通しについて楽観的な見方をしている。」と述べ、「2016年の中国の国内総生産(GDP)の伸び率は6.7%で、過去の二ケタの伸び率には及ばなかったものの、依然として強いインパクトを与えるものだ。」と語った。
アンドリュー・ウィティーCEOは、中国が現在実施している経済構造調整は非常に必要なもので、中国経済のニューノーマルにおいて経済発展の質を向上させ、中国経済が将来、より大きな潜在的力を示すのを助けるだろうと述べている。
アンドリュー・ウィティーCEOは、中国経済の発展は多国籍企業が中国で持続可能で健全な発展を得るために契機を与えたとみなしている。アンドリュー・ウィティーCEOは、中国政府は民衆の健康を十分に重視しており、関連政策の導きのもと、グラクソ・スミスクラインが革新的な新薬の中国導入に努め、薬物のアクセシビリティを向上させ、中国が健康なコミュニティを設立し、民衆の健康状況を改善するのを支援していくと述べた。
「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」の枠組みのもとで、グローバル公共衛生分野の協力をいかに高めていくかに対し、アンドリュー・ウィティーCEOは「一帯一路」構想は壮大で奥深いもので、世界に著しい収益をもたらし、国や地域の相互間の連絡方式を変えることのできる潜在力を持っていると語った。
医療衛生分野において、世界が直面する健康課題の一つは、流行病の脅威だという。アンドリュー・ウィティーCEOは、「一帯一路」構想が沿線諸国間の繋がりを緊密にする見通しで、沿線諸国が手を携えて協力し、情報と経験を共有して、流行病面の脅威に共同で対処していくことができるものと考えている。
(新華社より)
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