韓国 朴槿恵(パク クネ)大統領:「三国志演義」、「中国哲学史」
弾劾訴追案が国会で可決されたため職務停止中であるパク クネ大統領は以前、「絶望している時に中国の古典をたくさん読んだ。中国の哲学研究者 馮友蘭の『中国哲学史』を読んで、冷静な気持ちを取り戻せた」と語ったことがある。
パク クネ大統領は以前、韓国の月刊文芸誌に掲載された「私が出会った人生の灯台——東洋の哲学」という記事でも、「『中国哲学史』と出会って、心の静けさを取り戻し、これまで理解できていなかったたくさんの事が分かった。人生とは、誰かとの争いではなく、自分との闘い」と書いている。
また、「『三国志演義』に出てくる趙子龍が、私の『初恋』の相手」と話したこともある。
中国四大奇書の一つである「三国志演義」は、古代の歴史小説であると同時に、古代の歴史小説の最高傑作の代表として、さまざまな言語に翻訳されている。
同書はまた、限りある哲学史における傑作でもあり、古代や現代、中国や海外を問わず役立つ知識を含み、知恵にあふれ、事の核心をついている。