外務省の華春瑩報道官は30日「米露両国は世界に大きな影響力をもつ大国であり、世界の平和と発展の促進に重要な役割を果たしている。両国間の食い違いを友好的な話し合いにより解決することを希望する」と示しました。
オバマ米大統領は29日、ロシア外交官35人に対し国外退去処分などの制裁措置を発表しました。
これについて、華報道官は「中国は『国連憲章』の主旨と原則に基づき、協力共栄を核とする新しい国際関係の構築を主張している。米国とロシアが平等と相互尊重の下で食い違いに善処し、関係を改善することは世界の平和と安定維持に繋がる」と述べました。
今後の中米露関係については「安保理常任理事国同士の協力強化と良好な相互作用は、各国と各国民の根本的利益に合致し、世界の平和と安定、発展を促進する。中国は米露両国と協力を強め、世界の平和と発展を進めていきたい。そして、国際社会が直面している様々な問題の解決に向け努力し、寄与していく。中露関係は一時の出来事で変わることはあり得ない」としました。
(中国国際放送局)
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