米ブッシュ親子:「孫子の兵法」
米国のジョージ W ブッシュ元大統領とジョージ H W ブッシュ元大統領の親子は紀元前500年ごろの戦略書「孫子の兵法」を愛読している。リチャード ニクソン元大統領も、著書「1999: Victory Without War」で、「孫子の兵法」の考えを参考にしたとしている。
ドイツ ベルリンの中国問題を研究するある学者も「中国の書籍は欧州の政治界で100年以上流行している」とし、ドイツの政治家に最も人気のある書籍として「孫子の兵法」、「老子道徳経」などを挙げているほか、東ドイツは以前、「孫子の兵法」を軍事学校の教材に採用していた。
「孫子の兵法」は現存する戦略書としては最古で、30以上の言語に訳され、100以上の訳本がある。
「孫子兵法」と、プロイセン王国の軍人のカール フォン クラウゼヴィッツの「戦争論」は、東西の二大戦争書とも呼ばれている。カール フォン クラウゼヴィッツは、「西洋の近代軍事理論の元祖」と呼ばれているものの、「戦争論」が執筆されたのは「孫子の兵法」より1000年以上後のことだ。