中国人民政治協商会議全国委員会は30日午前、全国政治協商ホールで新年茶話会を開きました。これに、習近平、李克強、張徳江、兪正声、劉雲山、王岐山、張高麗ら中国共産党と国家の指導者、各民主党派中央、全国工商連合会の責任者、無党派の代表、首都各界人士が一堂に会し、来る2017年を祝いました。
習近平国家主席は2016年を振り返り、「中華民族の偉大な復興の道のりにおけるきわめて重要な一年だ」と位置づけ、「この一年は、小康社会(いくらかゆとりのある社会)の全面的な実現に向け大きく前進した。また、GDP成長率が世界上位にランクされ、1000万人が貧困から抜け出した。引き続き改革の全面的深化を推進し、改革の大きな枠組みがほぼ確立した。法に拠る国家管理を進め、司法体制改革が深まった。党内引き締めの継続や国防と軍隊の改革などで大きな成果を収めた。『一国二制度』の方針を全面的に貫徹し、香港とマカオの繁栄と安定を維持してきた。『九二共識(1992年コンセンサス)』を政治的基盤とし、台湾海峡の平和と安定の維持に取り組んできた。更に、全方位の外交政策を堅持し、『一帯一路(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード)』の構築を加速させ、G20サミットの成功など、よりよい世界を構築するために中国的知見を提供した」と述べました。
習主席はまた、2017年の中国共産党第19回全国代表大会の開催に触れ、「これは全党と全国各民族人民にとって大きな出来事だ」とし、新しい一年に、人民政治協商会議は全社会の願望と要求を満たす最大の公約数を見出し、中華民族の偉大な復興を実現するためにプラスのエネルギーを凝縮するよう呼びかけました。
(中国国際放送局)
関連記事: