ドイツ連邦食糧農業省は12日、国内におけるH5N8型高病原性鳥インフルエンザ感染の拡大を受けて、「動物疫病中央危機対処グループ」を設置し、感染の抑制に当たると発表しました。
連邦食糧農業省は、これまでH5N8型鳥インフルエンザウィルスのヒトへの感染は確認されていないが、可能性が全くないとは言えないとしています。
ドイツの緊急対策実施に先立って、近隣のオーストリアやスイス、ハンガリー、クロアチアなどの国でも、近頃鳥インフルエンザの発生が確認されています。
連邦食糧農業省はまた、ドイツ国内での鳥インフルエンザの発生は、最初は野鳥で確認されましたが、現在は家禽にも拡大していることを明らかにしました。
ドイツのテレビ局の報道によりますと、H5N8高病原性鳥インフルエンザが発生したシュレースヴィヒ・ホルシュタイン州のフレンスブルガーのある養鶏場で飼育されている家禽3万羽はすべて殺処分されるということです。
(中国国際放送局)
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