世界経済フォーラムが26日に発表した「2016世界男女格差報告」によりますと、「世界的に見ると、経済活動への参加と機会の男女格差の関連指数はすでに100対59にまで拡大し、これは2008年の金融危機以来、男女格差が最も深刻になっている」と明らかにしました。
この報告は世界144カ国を調査対象に「経済活動への参加と機会」、「教育」、「政治への参加」、「健康と生存率」という四つの分野における男女平等の度合いを指数化し、社会の資源と機会を分配する面での男女格差を測定したものです。結果によりますと、北欧諸国は依然として世界で最も男女平等な社会として上位を占めており、1位アイルランド、2位フィンランド、3位ノルウェー、4位スウェーデンとなりました。
さらに報告では、「経済活動への参加と機会」を除いて、他の分野における男女平等の状況はいずれも緩和されました。その内、世界の教育分野での男女格差は100対95にまで縮まり、健康と生存率の指標は100対96に達しています。
地域別に見れば、西欧諸国の男女格差が最も小さく、中東地域、北アフリカの男女格差が最も深刻になっています。
(中国国際放送局)
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