ロシアの通信社、スプートニクは13日、プーチン大統領に対する独占インタビューを放送した。プーチン大統領は、BRICSの枠組内には、政治、経済、人文、安全、法執行などを含める30以上の部門の提携形式が存在すると述べた。BRICSによる新開発銀行の設立等は、BRICSの提携の実際の例である。

  プーチン大統領は次のように述べた。BRICSは多極化世界の構築の重要要素の一つである。BRICSのメンバー国は、国際法の基本原則に対する承諾を終始堅持し、国連の中心的役割の強化促進に注力してきている。西側の一部の国が一方的なやり方を強力に推進しようとしている状況下で、BRICSが国際法の基本準則の立場を保つのは非常に重要である。

  プーチン大統領はまた次のように述べた。現在、世界経済と金融情勢は依然として厳しく、世界経済危機の影響が未だ消えていない。ある国は、環太平洋パートナーシップや環大西洋貿易投資パートナーシップ等の貿易保護措置や、封鎖的で不透明な連盟の設立を通して問題を解決しようとしているが、このようなやり方については残念に思う。

  プーチン大統領は、ロシアはBRICSのほかのメンバー国と共に、世界貿易機関（WTO）の原則を根拠とした非差別で、開放的な経済空間の確立に力を入れることを強調した。

  中国とロシアは2015年に提出したユーラシア経済連合の設立とシルクロード経済ベルトの建設を連携させることについて、プーチン大統領は、今後このプロセスは、ユーラシア経済連合、上海協力機構（SCO）、東南アジア諸国連合（ASEAN）が参加する「大ユーラシア・パートナーシップ」の基礎を形成することになるだろうと述べ、また、このパートナーシップは、透明性と相互尊重の原則に基づき、興味を示すすべての国に開放されると述べた。

（新華社より）

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