第7回香山フォーラムが11日北京で閉会しました。会議参加の代表らは同日、「海上危機管理と地域安定」というテーマについて議論を展開し、各界の注目を浴びました。アメリカ、日本、フィリピン、中国など各国の代表らは自国利益に関る問題をめぐって激しく議論しあいました。
アジア太平洋安全保障協力会議」(CSCAP)の中国委員会の銭利華副会長は「南海問題の本質は主権紛争と海洋権益紛争だ。この二つの問題がまだ解決されていない状況の下で域外の国が南海問題に介入することは極めて不適切だ。中国側は断固として反対し、ASEAN ・東南アジア諸国も地域情勢をかき乱すことには賛同できない。各方面はよりいい解決方法を探しだす必要がある」と指摘しました。
中国軍事科学院中米国防事務関係研究センターの趙小卓主任は「香山フォーラムは敏感な問題を回避せず、多くの学者が多くの建設的な意見を提出した。これは紛争の解決にとって有利である」と述べました。
(中国国際放送局)
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