「このように、入国が拒否される状況は、中韓両国の国交樹立以降たびたび発生している。いまや、韓国を訪れる中国人観光客が大幅に増加し、済州島を訪れる外国人観光客の9割を中国人が占めるようになった。したがって、入国を拒絶される中国人客もそれに応じて増加している。このほか、最近、済州島での中国人客による犯罪が2件立て続けに発生した。これにより、済州空港の出入国管理部門が入国者に対する審査を厳格化している状況も関係している」
「次に、一部の観光客が空港内にある『小部屋』に5日間も『軟禁』されたという報道に関して。観光客のほとんどがツアーのチャーター便で済州島を訪れていた。規定では、どの都市から出発しても、必ず同じ都市に帰ってこなければならない。よって、入国を拒否された観光客は、ツアーグループが現地での行程を全て終えるのを待ち、一緒に帰路便で帰国するしか方法がなかった。さらに、一部の航空会社には、『1回のフライトでは、送還される帰国者を最大3人しか乗せることができない』という規定がある。国慶節連休中でフライトが非常に混み合っていたこともあり、入国を拒否された中国人観光客が済州空港にこれほどまで長く留まる結果となった」。
このような事件の再発防止に向け、在済州中国総領事館は、済州島を訪れる中国人観光客に対し、「問題なく通関できるよう、旅行の準備をしっかりと整えること。有効なパスポートや旅程表のほか、韓国側が実際の旅程を明確に把握できるように、ホテルの予約確認書などの補助資料も準備しておくのがいい」と提案している。
(人民網日本語版)
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