新華網北京10月9日 欧州委員会が中国原産の2種類の鉄鋼製品に対し臨時的にアンチ・ダンピング(AD)措置を採ることに対し、商務部の関連担当者は8日、談話を発表した。
商務部貿易救済調査局の責任者は次のように表明した。中国側は近頃欧州連合(EU)が鉄鋼分野で保護貿易主義の傾向が現れたことに対し、非常に注目し、また懸念している。EUは最近中国の多種類の鉄鋼製品に不公平且つ不合理な代替国の調査方法を用いて貿易救済措置を頻繁に実施し、中国企業の利益に深刻な損害を与えている。
当責任者は、また次のように述べた。中国政府は貿易救済措置が慎重且つ抑制的、規範的に講じられ、各種の貿易措置が世界貿易機関(WTO)の規則を厳格に遵守し、公平、公正、透明に実施されるべきだと一貫して主張してきた。EUがWTOの関連規則を厳格に遵守し、中国企業の抗弁権を十分に保障することを望んでいる。
商務部はEUが当面の鉄鋼産業が直面する問題を理性的に分析し、客観的にとらえ、貿易救済調査と貿易制限措置を慎重に発動することを望んでいる。
(新華社より)
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