二人の女性の最後のバトルで、真由子はヴーヴ・クリコを開ける。海辺の部屋には温かい雰囲気が漂い、最高のムードだ。実はヴーヴ・クリコには、女性の男性に対する強い思いがこもっている。1799年にフランソワ・クリコと結婚して嫁入りしたクリコ夫人。フランソワ・クリコは4年後に他界してしまい、クリコ夫人は三代目としてクリコ家のシャンパン事業を支え、直訳すると「クリコ未亡人」の意味という名の「ヴーヴ・クリコ」が生まれた。一方の百合も薄暗い、オシャレな部屋で、夫と高級ステーキを食べながらワインを飲む。瓶やラベルから、フランスのブルゴーニュワインであることが分かる。ここでも、勝ち負けがはっきりと分かれている。