嘉陽の蒸気機関車
千年にわたり伝承されてきた峨眉武術は、少林派、武当派と並ぶ中国3大武術流派の一つで、毎年、世界各国の武術愛好家がこの地で学んでいる。「産業革命の生きた化石」と呼ばれる嘉陽の蒸気機関車は毎年、楽山と崇山の険しい峰の間を疾走し、歴史が絶え間なく前へと発展する情景を見届けてきた。世界灌漑遺産である東風堰は、楽山の先住民が1662年に建造した農業用灌漑を中心とした水利事業で、現在では350年余りが経過したが、この東風堰は依然として正常に役割を発揮している。
雲上金頂、天下峨眉
「森は都市の中にあり、都市は山水の間にある」、三江の合流地点に位置する楽山は住みやすい都市だ。「食は四川にあり、味は楽山にあり」、美食を好む楽山人は麻辣烫(マーラータン)や翘脚牛肉といったさまざまな四川の美食を発明した。地理的環境が良く、お茶の品質が高いことから、ここで産出する「峨眉山茶」は中国の地理的表示製品保護に確定されている。峨眉山茶を飲んで楽山の美食を味わうことは、すでに楽山を訪れるすべての客の必然的な選択になっている。
金口河大渓谷
(写真は新華網より)
今年の9月下旬に、楽山では第3回四川国際観光交易博覧会が開催される予定だ。当博覧会は展示、交易、フォーラムという3大プレートを核心として、観光資源や商品、市場、情報及び顧客源を整合し、観光業界の交流・協力のプラットフォームや観光商品の商談・交易プラットフォーム、山地ツアーの特別展示即売プラットフォームの構築に取り組んでおり、2014年から今に至るまで、楽山では2回の開催に成功している。今年の博覧会には米国、ドイツ、フランス、マレーシア、日本、韓国といった42の国と地域の旅行業者が博覧会に参加するために訪れ、その際に楽山は世界各地から来た顧客に交易と展示のプラットフォームを作り出す見通しだ。
今年の博覧会では、タイを主賓国として特別に招待する。四川省はタイ人観光客の伝統的な観光目的地で、タイの重要な外国人顧客源の1つでもある。今回の博覧会において、タイは観光プロモーション商談会の開催を組織し、タイ風情ウィークやタイ美食ウィークなどのプロモーション活動を行い、観光業界と四川省の各界の関係者にタイの良質な観光資源を展示することになっている。
関連記事: