中国国務院の李克強総理は現地時間9月19日午後、ニューヨークの国連本部で持続可能な開発のための2030アジェンダをテーマとする座談会を主宰し、重要演説を行った。(撮影/新華社記者 李濤)
新華網国連9月21日(記者/張正富、郝薇薇)国務院の李克強総理は現地時間の19日午後、ニューヨークの国連本部で持続可能な開発のための2030アジェンダをテーマとする座談会を主宰し、重要談話を発表した。
李総理は次のように指摘した。貧困や飢餓の削減などの目標を最も重要な任務とし、経済の力強く、持続可能でバランスのとれた包括的な成長の推進を支えとして、経済、社会、環境という3大分野において良性な循環を形成し、経済が繁栄し、社会が進歩し、環境が優美な持続可能な開発の道を進んでいかねばならない。
李総理は更に次のように強調した。世界的発展のためのパートナーシップを強化し、持続可能な開発を手を携えて推進することは、国際社会の道義的責任であるだけでなく、世界全体の開発レベルを大幅に向上させるだろう。南北協力のメインルート的な地位を堅持するには、先進国は援助の承認を実行し、発展途上国が自身の国情に合った発展の道を探求することを支持するべきだ。発展途上国間において、南南協力を深く推進し、団結し自らがつとめ励むことが実現できるよう努めねばならない。
李総理はまた次のように表明した。中国は世界で人口の最も多い発展途上国であり、13億人余りの人々に良い暮らしを送らせることは、現代化建設を推進する根本的な目的だといえる。過去15年間に、中国政府は国連のミレニアム開発目標(MDGs)を十分に重視し、また率先して実現させ、貧困削減、衛生、教育などの分野で世界の注目する業績を獲得した。4億人余りが貧困から抜け出し、5歳未満の子供の死亡率は2/3低下し、妊産婦の死亡率は3/4低下して、世界最大の年金、医療・社会保障のネットワークを織り出した。未来に向けて、中国はすでに持続可能な発展のための2030ジェンダに関する仕事を全面的にスタートさせており、『中国の持続可能な開発のための2030アジェンダ実施に関する国別方案』を既に批准しており、また発表する予定で、中国による持続可能な開発のためのアジェンダ実施のために行動指南を与えている。中国は責任を担う発展途上国として、関連の国際協力に積極的に参与し、南南協力への投入を絶えず拡大させ、発展の経験や発展のチャンスを分かち合い、国際社会と手を携えて前進していくことを望んでいる。
(新華社より)
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