李克強総理は、中国側は米側と両国の二国間や地域、世界レベルの各分野における協力を一層深化し、経済貿易、両軍、法執行・司法、テロ対策、ネットワークセキュリティ、人文及び地方の実務的協力を拡大し、朝鮮半島や気候変動などの重大な国際問題における協調を強化して、20カ国・地域グループ(G20)杭州サミットの各成果の実行を推進し、中米協力のためのアジェンダを推進し、両国関係の継続的、健全で安定的な発展のために新たな原動力を注ぎこめるよう望んでいると表明した。
李克強総理は更に次のように指摘した。経済貿易協力は両国関係の「バラスト」と「ブースター」にあたる。双方は中米投資協定の交渉が早期に完成するよう共同で推進し、市場の参入を相互に拡大し、互いの企業により良いビジネス環境と協力の期待を与えねばならない。双方は経済貿易摩擦を適切に処理し、両国の経済貿易関係が不必要な妨害を受けるのを防ぐべきだ。米国側がハイテク製品の対中輸出の制限を緩めることを望んでいる。
李克強総理は台湾、チベットなどに関わる問題の中国側の原則的な立場を重ねて述べ、米国側が関連問題を適切に処理するよう希望した。
オバマ大統領は、米国側は米中関係が力強く、持続可能な発展を獲得できるよう望んでおり、両国が国際と地域の問題で展開してきた協力に対し賞賛すると表明した。
オバマ大統領は、経済関係は米中関係の安定要因だといえる。米国側は中国の改革プロセスを支持し、二国間投資協定交渉の推進などで積極的な進展が得られるよう希望すると指摘した。
また、オバマ大統領は、米国政府が1つの中国政策を励行することは変わらないと重ねて述べた。
(新華社より)
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