河南省孟津県朝陽鎮にある衛坡村には、河南省西部最大で保存状態が最も良好な清代の古民家建築群がある。衛坡村は「魏家坡」とも呼ばれ、宋代の宰相・魏仁溥の荘園「魏氏池館」であり、「魏紫」牡丹の発祥の地でもある。清代順治年間、衛氏の祖先・衛天禄が済源からここに移り住んだ。乾隆年間、衛氏一族は宮に仕え、衛氏の家の建設を開始し、100年近くかけて祠堂、私塾、繍楼、南北の部屋を一体とした民家村落を築き上げた。現存する魏家坡古民家は建築面積5000平方キロメートルあまりで、多くの彫刻入りの壁、木枠、望柱、彫刻レンガ、木刻が残っており非常に美しい。近年の修繕により、ぼろぼろだった古民家は「河南省歴史文化名村」に生まれ変わり、週末や祝日になると多くの周辺住民が観光に訪れる。
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