新華網西寧9月14日 (記者/李亜光)記者が12日に青海省西寧市で開催された三江源国家生態保護と建設における第1期工事の竣工検査(検収)会で得た情報によると、関連する22の工事の1041のサブプロジェクトは当初の建設実施計画の基準に一致し、生態保護の効果は明らかで、全ての検収を通過したという。
青海省南部に位置する三江源地区は長江、黄河、瀾滄江の発源地で、アジアで最も重要な水源涵養区の一つだと認められている。生態の退化が加速したことにより、国家は2005年、ここに自然保護区を設立し、人工的に介入する緊急的な保護をスタートさせ、関連プロジェクトにより建設された実施総面積は計39万5000平方キロメートル、第1期工事の工期は10年近くに及び、プロジェクトにはフェンスの建設、人工芝の追い播き、草原の有害生物管理(IPM)などが含まれ、工事に直接関わった人数は20万人近い。
今回の竣工検査の結果によると、約10年にわたり三江源地区の草原の植生率は平均で11.6%増え、産草量は30%上昇した。水源涵養能力の向上により、三江源では毎年平均で下流に向け58億立方メートルの清浄水を多く輸送している。これと同時に、この地区のチベットカモシカの数が最少時の1万頭から7万頭余りにまで回復した。生態畜牧・観光業や民族の特色のある手工業などの発展を通して、三江源の農牧民1人当たりの年間純収入は6500元を上回り、年平均成長率は12.4%となった。
青海省生態保護建設事務室の李暁南主任は、今回の竣工検査の仕事は第三者機関が国家基準に基づいて独立的に展開し、各プロジェクトに対し実地踏査と任意の抜取調査を行った。その結果は正確で、客観性があるものだったと述べている。
(新華社より)
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