:
テンセントの株価、12年で284倍に
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2016-09-06 19:39:21 | チャイナネット | 編集: 王珊寧

  9月5日、テンセント株が香港株式市場で急騰し、同社の市場価値は1兆9900億香港ドルとなった。これにより、アジアで最も市場価値の高い企業となった。テンセント株の価値はこの12年で284倍に膨れ上がった。現在、テンセントとアリババは中国IT企業のトップの座を争っており、百度を大きく引き離している。

  テンセントの市場価値は現在2565億ドルで、アジア上場企業の中でトップ。中国移動(チャイナモバイル)は2540億ドルで2位となっている。アリババとサムスンは3位と4位で、それぞれ2500億ドルと2290億ドルだ。

  JPモルガン チェースが先ごろ発表したレポートでは、テンセントのスマホゲーム業務の業績が予想を上回っている上、動画やデジタルテキストの量が増加するに従い、娯楽分野の広い領域で強みを見せていると指摘。その結果、テンセントに強気の評価をしており、2017年6月の目標株価を260元とした。これは2017年の予測PERの34倍である。これはテンセントのユーザーの増加と支出額の増加がまだまだ続くと考えているためだ。モルガン社の分析によると、現在の市場価格は2017年の予測PERの26倍であり、広告収益が膨らんでいることから、予測PERは今後12か月間でさらに上昇するとしており、長期的には株価は300元まで上昇するという。シティオリエントやゴールドマンサックス、クレディスイスなども、同社の評価を「買い」としている。

  

  12年で株価が284倍に

  テンセントは2004年6月に香港市場に上場した。当時、テンセントは1株あたり3.70香港ドルで4億2020万株を売却。15億5000万香港ドルを集めた。

  その年のテンセントの売上高は11億元で、純利益は4億元だった。現在、テンセントの売上高は百倍に拡大した。昨年の同社の総売上高は1028億元、純利益は288億元だった。12年間で売上高は92倍になり、純利益も57倍になった。株価も3.7香港ドルから210.2香港ドルに上昇した。株式分割を踏まえれば284倍に膨れ上がったことになる。これは驚くべき上昇率だ。アップル社のデータによると、2004年6月から現在にかけての同社の株価は、最高の時期でも42倍に過ぎない。

  実際、昨日の株価はテンセントにとって史上最高価格ではない。2013年8月5日、同社の株価は370.8香港ドルに達しており、発行当初の100倍になった。同社の株価は業界を牽引する存在になった。2013年9月になると、同社の株価は421.2香港ドルまで上昇する。当時の市場価格は7799億香港ドル(1006億ドル)。中国のネット企業の市場価格が初めて1000億ドルの大台に突入するという、一里塚となる出来事だった。当時、アリババはまだニューヨーク市場に上場していなかった。百度の市場価値はテンセントの半分、「360」になるとテンセントの10分の1の市場価値に過ぎない。

 

(チャイナネット)

 

関連記事:

消費財の品質向上を 炊飯器・便座など10品目

世界最大の蚊の生産工場、毎週200万匹を放出 広州

新華網日本語

テンセントの株価、12年で284倍に

新華網日本語 2016-09-06 19:39:21

  9月5日、テンセント株が香港株式市場で急騰し、同社の市場価値は1兆9900億香港ドルとなった。これにより、アジアで最も市場価値の高い企業となった。テンセント株の価値はこの12年で284倍に膨れ上がった。現在、テンセントとアリババは中国IT企業のトップの座を争っており、百度を大きく引き離している。

  テンセントの市場価値は現在2565億ドルで、アジア上場企業の中でトップ。中国移動(チャイナモバイル)は2540億ドルで2位となっている。アリババとサムスンは3位と4位で、それぞれ2500億ドルと2290億ドルだ。

  JPモルガン チェースが先ごろ発表したレポートでは、テンセントのスマホゲーム業務の業績が予想を上回っている上、動画やデジタルテキストの量が増加するに従い、娯楽分野の広い領域で強みを見せていると指摘。その結果、テンセントに強気の評価をしており、2017年6月の目標株価を260元とした。これは2017年の予測PERの34倍である。これはテンセントのユーザーの増加と支出額の増加がまだまだ続くと考えているためだ。モルガン社の分析によると、現在の市場価格は2017年の予測PERの26倍であり、広告収益が膨らんでいることから、予測PERは今後12か月間でさらに上昇するとしており、長期的には株価は300元まで上昇するという。シティオリエントやゴールドマンサックス、クレディスイスなども、同社の評価を「買い」としている。

  

  12年で株価が284倍に

  テンセントは2004年6月に香港市場に上場した。当時、テンセントは1株あたり3.70香港ドルで4億2020万株を売却。15億5000万香港ドルを集めた。

  その年のテンセントの売上高は11億元で、純利益は4億元だった。現在、テンセントの売上高は百倍に拡大した。昨年の同社の総売上高は1028億元、純利益は288億元だった。12年間で売上高は92倍になり、純利益も57倍になった。株価も3.7香港ドルから210.2香港ドルに上昇した。株式分割を踏まえれば284倍に膨れ上がったことになる。これは驚くべき上昇率だ。アップル社のデータによると、2004年6月から現在にかけての同社の株価は、最高の時期でも42倍に過ぎない。

  実際、昨日の株価はテンセントにとって史上最高価格ではない。2013年8月5日、同社の株価は370.8香港ドルに達しており、発行当初の100倍になった。同社の株価は業界を牽引する存在になった。2013年9月になると、同社の株価は421.2香港ドルまで上昇する。当時の市場価格は7799億香港ドル(1006億ドル)。中国のネット企業の市場価格が初めて1000億ドルの大台に突入するという、一里塚となる出来事だった。当時、アリババはまだニューヨーク市場に上場していなかった。百度の市場価値はテンセントの半分、「360」になるとテンセントの10分の1の市場価値に過ぎない。

 

(チャイナネット)

 

関連記事:

消費財の品質向上を 炊飯器・便座など10品目

世界最大の蚊の生産工場、毎週200万匹を放出 広州

010020030360000000000000011100381356670611