○人体内部と同じ環境が整えられた受精卵培養ボックス
処置室では、小型アイスボックスのような形をしている数十台の箱が、ひときわ人目を引いた。劉さんは、「これらは、受精卵を培養し、保管するための培養ボックスで、内部の温度は37℃に保たれ、全てが人体内部と同じ環境に整えられている」と説明しながら、培養ボックスを開けた。記者が中を覗いてみると、内部は上下2段に分かれており、それぞれに仕切り版があり、いくつかの透明な入れ物が置かれていた。