しかし本当に役に立つのだろうか?多くの選手はテーピングにより特定の動作を強化、もしくは制限することもあるだろうが、このキネシオテープには特別な点があるのだろうか?これについては不明だ。
多くの研究では、キネシオテープのメリットが明らかになっていない。研究者は、筋疾患 骨疾患の患者にキネシオテープを使用させ分析を行ったが、患者をサポートする効果が確認されなかった。慢性疾患ならば治療が必要で、キネシオテープが最良の選択肢であることはない。そもそも、それほど役に立つわけではないからだ。しかし英国で最近出版されたスポーツ医学誌に掲載された記事によると、キネシオテープは痛みを和らげる、最も干渉の程度が低い方法だ。現時点ではその他のテープよりも高い効果があると証明されていないが、まったく効果がないわけでもなさそうだ。
しかし多くの選手は、このテープにハマってしまったようだ。五輪選手以外に、ランス アームストロングやデヴィット ベッカムも愛用している。テーピングの効果は微々たるものだが、一秒内に勝敗が決る選手にとっては試す価値がある。それに仮に効果がなくても、選手が自分に効果があると思えれば、気休めにはなる。
Steve Harridge教授(応用生理学)は「選手がテーピングが効果的と感じるならば、心理学的に役に立つということになる。心理的にほんの少し有利なだけでも、やり投げでもっと遠くに投げられるということもある」と指摘した。
(チャイナネット)
推薦記事: