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新華網北京8月17日 (新華社記者/韓墨)世界が注目する第11回G20(20カ国・地域グループ) 首脳会議(サミット)が9月4日から5日にかけて、中国・杭州市で開催される。この1年近くにわたり、議長国である中国は各当事者側と神経を張りつめて準備を進め、積極的な成果が初歩的に現れた。世界的に融通性が妨げられ、成長が抑制されるという多くの深層的な問題に直面し、各国はその弊害を深く憂いて、その痛みを深く感じており、杭州サミットが実情に即した解決方案を出すことができるよう強く望んだ。
国際金融危機が勃発してすでに8年になり、ダメージを受けた世界経済は走り出すリズムを再び見つけるのが難しいようで、「経済的な体力」を回復させる難しさは予想を上回っている。全体的に見て、現在の世界経済はグローバル協力や産業の融合により、新たなエネルギーを開拓し、グローバル化のボーナスにより幅広く恩恵を実行し、共有させることを一層必要としている。
中国が議長国を務める杭州サミットは、このように複雑で肝心な世界の変局に置かれている。また、まさにそのために、日進月歩する世界第2位の経済大国として、中国が自身の経験と国際の大勢から出発し、世界の長期的な発展に影響を及ぼす核心的な問題を解決するために、新しい思考、新しい共通認識、新しい枠組みを注ぎ込むことができるよう人々は強く期待しているのだ。
今回の杭州サミットで、中国がテーマ設定、議題設定、議事日程の枠組みといった多方面において心を込めてアレンジし、独自の工夫を凝らしていることは、理念上の革新性を持つうえになお、行動の支えもあり、問題意識を持つうえになお、建設的思考も備えている。
中国は革新的成長と構造改革を重要な位置に置き、「改革と革新」のフォルテを発している。構造改革のために確立した9つの優先分野と48条の指導原則、及び改革の進展と効果を評価する指標体系は、いずれもG20メカニズムを真の「ドゥ・タンク(DoTank)」となることを促進させる。中国は更に『グローバルインフラの相互接続の連合提案』『G20のデジタルインクルーシブ・フィナンシャル・システムの上級原則』などのいくつかの新しい成果に関する文書の採択を推進した。全てのやり方は改革と革新を利用して発展の潜在力を掘り起こすという「主軸」を緊密に巡っている。
杭州サミットは我々に向かって歩みつつある。世界経済の発展の重要な接点に立ち、中国は各当事者と共に世界的な課題に直面し、共通の利益に配慮し、メカニズムの転換を力を入れて促進し、今回のサミットが大衆の知恵を集め、合力を凝集する国際的な盛会となるよう成し遂げ、協力・ウィンウィンの輝きに保守的・閉鎖的な煙霧を突き抜け、世界の大きな協力、大いなるガバナンスの新たな征途を切り開かせるようにしよう。
(新華社より)
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