以前にメディアの同業者がリオ五輪で集いたいか、僕は集いたくないと内輪でいたずらっぽく語ったことを思い出す。
実際の状況はどうなのだろうか。メディアが報じ、騒ぎ立てているようなことが実際に起こっているのだろうか。
率直に述べると、7月28日にリオに到着した直後は、不安感、さらには恐怖感のほうが確かに強かった。だが、数日間かけて適応し、観察することで、心配は徐々に薄れていった。リオの自然景観は格別に美しく、青い空と白い雲、グリーンの海洋と澄み切った山の空気は新鮮で、ハンサムな男性は親切で優しく、美女の姿は目を楽しませてくれる。さまざまな金品が盗まれたという情報は後を絶たないが、特に恐ろしい事件は起きていない。
各関係者の苦心と努力によって、各種の困難を克服した後、リオ五輪に向けて準備は大体に整った。スタジアム、メディアセンター、選手村、メディア村に各種各様の小さなトラブルはあるが、ほぼ正常に運営されている。スタッフの態度は真面目で熱意を持って対応している。英国代表団のイングランド団長の「ハイクラスの待遇を受けていると思う。」という言葉が多くの人々の心情を表わしている。ブラジル人の誠意と情熱はハードウェアの改善点を大いに補っている。
我々はサンバのダンスの故郷とその主人を誤解していたのかもしれない。我々はより我慢強くなり、より寛容になり、よりきめ細く配慮し、より思考を転換しながら目の前で起きているすべての事柄を受け止め、理解すべきなのかもしれない。
(新華社より)
推薦記事: