新華社北京7月28日(記者/王浩宇) 世界のフェンシングの勢力図は2012年のロンドン五輪で大きく変化し、中国と韓国が手を携えて4枚の金メダルを獲得したことで、アジア勢は圧倒的強さの欧州勢に大きな衝撃を与えた。リオ五輪の目前に控え、剣術に磨きをかける欧州の強敵を前に、大健闘した中国と韓国の強豪選手は前代未聞の試練に直面している。
リオ五輪のフェンシング競技は8月6日から14日にかけて実施され、47の国と地域の213人の代表選手が10枚の金メダルを競い合う。競技種目は「フルーレ」、「エペ」、「サーブル」の3種目の個人戦で6枚の金メダルを争い、団体戦に男子サーブルと女子フルーレはない。
全体の実力を見ると、中国は女子エペの個人戦と団体戦で金メダルが期待される。女子エペの選手たちは欧州のライバルとの対戦に備えて、長期間にわたり欧州でトレーニングを行い、五輪クラスの選手と頻繁に一戦を交えることで、技術と心理面で五輪に向けて堅実な基礎を作ってきた。
アジアフェンシング実力のもう一つの代表として韓国チームの構成は中国チームより経験豊富で、大多数の選手に五輪出場経験がある。
欧州の強敵のうち、ロンドン五輪で3枚の金メダルを獲得したイタリアは伝統的な強豪国で、アテネ、北京、ロンドンでメダル獲得数がトップだった。往年の女子フルーレの有名選手、バレンチナ ・ベッツァーリ選手の引退後、イタリア女子フルーレのアリアンナ・エッリーゴ選手がイタリア女子フルーレの新たなキャラ人物になった。世界ランキング1位の彼女は約8回の国際大会で5回月桂冠を摘み取り、ランキング3以内から落とすことはなかった。
(新華社より)
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