新華網ウランバートル7月14日（記者/鄭闖）７月のモンゴルの首都ウランバートルは、緑の草原に鶯が飛び交い、空気が澄んでいる。ウランバートル東南の郊外で、青々とした草が一面に生い茂る大地に新型の建設作業場が作られ、その傍らにモンゴル初の高速道路の施工現場がある。中国とモンゴル両国の作業員がこの地で忙しく働いている。
初の高速道路が「一帯一路」構想から開通
このウランバートルから賀西格新国際空港行きの高速道路は「一帯一路」建設がモンゴルで展開される象徴的な建設工事で、国内で高い関心を集めている。今年５月に、モンゴルのサイハンビレグ首相が着工式に出席した。サイハンビレグ首相はこの高速道路はモンゴル初の高速道路で、完工後はモンゴルの交通の発展に向けて新たな１ページを開くと述べた。
「中国基準」は現地に根を下ろす
中国企業がモンゴルと接触した当初、モンゴル側は欧米基準を採用し、この高速道路を建設することを希望していた。なぜなら、モンゴルの人々の目に欧米基準は「水準が高い」と映っていたからだ。
新空港高速道路プロジェクト設計の程振峰ディレクターは、次のように説明した。中国はウランバートルの気候と地質状況に類似する地域が多く、中国の設計規範は類似する地域で詳細な調査研究を行った後、さらに豊富な施工経験を加えて形成したもので、中国基準はウランバートル周辺地区の高速道路建設により適している。
「中国基準」は友誼を見届ける
記者が草原の小さな坂道にある中国中鉄四局プロジェクト部を訪れると、中国とモンゴル両国の国旗が風を受けてはためいていた。
プロジェクト部が強風が吹く高地を選定した理由について、プロジェクト管理員は記者に次のように説明した。プロジェクト部は当初、強風を避けて谷間を選んだが、付近に遊牧民の住居が多いため、建設工事で周囲の住民に迷惑がかからないようにするため、施工チームが辺鄙な高地を選んでプロジェクト部を設置した。
工事の進展に伴い、より多くの両国の作業員が施工に参加した。宮乾さんは「中国基準」は施工の過程で随所に体現されており、車道は両国の「友誼の路」になると語った。
（新華社より）
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