新華網ワシントン6月29日(新華社記者/周而捷、石英珊)中国共産党がまもなく95周年の誕生日を迎えるにあたり、米国の国際問題専門家、ウィリアム・ジョーンズ氏が先日新華社記者の独占取材に応じた際、中国共産党は中国を導いて持続可能な発展の道を踏ませて、莫大な成果をあげたので、これに対し「大きな喝采を送る」価値があるとの見方を示した。
現在米国の月刊誌『EIR』(Exective Intelligence Review)のワシントン支局長を務めるジョーンズ氏は記者に、中国共産党が中国を導いて「かなりの成果」を得たことは、主に過去2、30年間に6億人を貧困から脱却させたことに体現されている。これは人類の歴史上他のいかなる人或いはいかなる国も成し遂げられなかった成果だと語っている。
「私は彼ら(中国共産党)には自己が獲得した成果や中国及びに中国人民にもたらした大きな変化のために、大きな喝采が送られるべきだと思います」とジョーンズ氏は語っている。
ジョーンズ氏は、今の世界を見渡すと、米国から欧州まで、そしてラテンアメリカからアフリカまで、いずれも経済危機の影響から完全に脱却できていないと語った。
ジョーンズ氏は次のような見方を示した。中国は違う。インフラ建設を推進する政策を成功裏に貫徹し、特に「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」という重要な意義を十分に備えた計画を打ち出したことは、「世界に希望を与えた」。中国は現在他国がやってのけたことのない事業を行っており、それは自己の発展を他国の苦痛の上に築くのではなく、他国のインフラ建設の実施を支援し、各国の繁栄の共有を推進するものだ。
また、ジョーンズ氏は、米国などの国際で金融寡頭制を採る国が中国のアジアインフラ投資銀行の創設に障害を設け続けている、なぜならそれらが変革に反対しているからだとも批判した。ジョーンズ氏は、中国の行いは新しい世界経済の秩序を構築する基礎の一つで、20カ国・地域(G20)がこのような秩序の構築を推進することができるよう望んでいる、なぜならそれが人類に大きな希望をもたらすからだと考えている。
当面の中米関係について話が及ぶと、ジョーンズ氏は、中米は現在、「トゥキディデスの罠」に陥るのを避けるために新型の大国関係を構築しつつあると語った。ジョーンズ氏は、米国は現在の世界情勢に適応することを学び取り、世界事務の発展に対して他の大国に発言権を持たせねばならないとの見方を示した。「米国は政策を改めるべきですが、まずはその政策に問題が存在することを率直に認めるべきだと思います」。
(新華社より)
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