新華網タシケント6月28日(新華社記者/陳瑶、沙達提)3年前、中国の習近平国家主席が中央アジアを訪問した期間に、シルクロード経済ベルトの共同建設という重大な提案を初めて提起した。その後、「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」建設は模索の中で前進し、発展の中で整備され、協力の中で成長してきている。今回中・東欧と中央アジアの訪問において、習主席は「一帯一路」が3年にわたって獲得した成果を全面的に総括し、次段階の発展構想をシステム的に提起した。「一帯一路」建設は、新しい出発点に立ち新たな征途へとまい進する。
「一帯一路」の新たな征途へまい進するのは、「恵」という字を際立たせ、より多くの人々に建設・発展の成果を共有させている。
3年にわたり、中国は多くの「一帯一路」の沿線諸国と深く協力し、相互接続に力を入れ、生産能力協力を拡大し、現地の人々に実質的な利益をもたらし、地域の経済貿易協力に力強い原動力を注ぎ込んできた。
「一帯一路」の新たな征途へまい進するのは、「合」の字を際立たせ、沿線国が互恵協力と戦略連結を拡大することを推進する。
今回の訪問期間に、習主席は、中国は重要な早期の収穫を獲したことを前提に、沿線国とともに、「一帯一路」の互恵協力ネットワークを確立し、新しい協力モデルをともに構築し、多元的な協力プラットフォームを開拓し、重点分野のプロジェクトを推進し、また、「グリーン、健康、智力、平和」の4つの方向を掲げたシルクロードを手を携えて作り上げることに注力したいと提示した。
多くのメディアも上海協力機構タシケントサミットでの各国元首の発言で「一帯一路」、「協力」、「連結」がいずれも高頻度で使用された言葉に注目した。これは各国が中国の「一帯一路」の提唱を幅広く評価していることを表し、発展と振興を目指す沿線国に共通する訴求も反映している。
「一帯一路」の新たな征途へまい進するのは、「実」の字を強調し、実務的協力を通じて、より多くの夢が現実になるように促していく。
この3年間に、中国は20カ国と生産能力提携に関する協定に署名し、「一帯一路」の17の沿線国とともに、46のオフショア協力エリアを建設した。中国企業の投資額は累計140億ドルを超え、地元に6万件の就業の機会を創設した。57カ国が積極的に参与するアジアインフラ投資銀行は正式に営業を開始し、シルクロード基金、中国-欧州アジア経済協力基金なども順調に創設された。中国は年間沿線国の1万人の卒業生が中国で学習、又は研修に参加するために支援している。中国は沿線国とともに、古代シルクロードが残した貴重な歴史的な啓示に従い、各国の人々が平和と発展を追求する共同の夢に着目し、東方の知恵に溢れた共同繁栄と発展のプランを世界に提供している。
(新華社より)
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