英BBCのウェブサイトが6月6日に伝えたところによると、中国サッカー協会の蔡振華会長は5日、インテルナツィオナーレ ミラノと蘇寧電器集団が6日に共同記者会見を開くことをイタリアメディアに明かした。
蘇寧はエリック トヒル氏とマッシモ モラッティ氏から2億6300万ユーロでインテルナツィオナーレ ミラノの株式68.5%を買い取るという。サッカー分野への投資は、蘇寧のスポーツ アウトドア分野におけるマーケティングの中心である。2014年6月、蘇寧はスペインのFCバルセロナと提携し、FCバルセロナの中国ファン公式協力パートナーになり、インターネット通販「蘇寧易購」に同クラブのページを開設し、中国ファンが交流しクラブの情報と画像を見られる場を作ることで合意した。
5月、イタリアのベルルスコーニ前首相は、ACミランの株式売却について中国の投資家と排他的交渉を行ったと明かした。蘇寧は中国最大の民間企業の1つであり、年間売上高は200億ドルに達する。
2010年にUEFAチャンピオンズリーグなどで「三冠王」に輝いてから、インテルナツィオナーレ ミラノの勢いは落ちており、前シーズンのセリエAでインテルナツィオナーレ ミラノは4位という結果で、UEFAチャンピオンズリーグ出場のチャンスを逃した。ベルルスコーニ氏一族が経営するフィニンヴェストはセリエAのサッカークラブであるACミランを保有し、ACミランの少数株主になる買い手を探していたが、この1年取引は成立しなかった。
ACミランは中国の投資家に2番目に人気があるセリエAのサッカークラブである。中国政府は国内外のサッカー分野への投資、サッカーの発展を奨励している。
(チャイナネット)
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