新華網ワシントン6月3日 (記者/鄭啓航、高攀)米国商務部は1日仮裁定の結果を発表し、中国、カナダから輸入された滑車、フライホイールなどのアイアン機械の伝動装置(ドライブトレイン)にダンピング行為が存在すると認定した。
米国商務部は当日声明を発表し次のように伝えた。中国、カナダから米国へ輸出された上述の製品にはダンピング行為が存在し、滑車のダンピング幅が2.17%から401.68%、フライホイールのダンピング幅が100.47%から191.34%であったことが予備的に認定された。ダンピング幅の仮裁定の結果に基づき、米国商務部は中国が輸出した上述の商品に対し相応の証拠金を徴収することを米国税関に通知する。
最近、本国の鉄鋼産業保護のため、米国は頻繁に貿易保護措置をとり、中国、インド、ブラジルなどから来た鉄鋼製品に対して、反ダンピングや反補助金関税を課たしている。
米国の貿易専門家は、米国政府のこの振る舞いは、米国の鉄鋼業の問題を根本的に解決することはできず、むしろ国内鉄鋼製品の価格を吊り上げ、米国の製造業のコストを拡大させ、最終的には米国全体の経済利益を損なうものと警告している。
(新華社より)
関連記事: