カナダのアルバータ州フォートマクマレーで一週間前に発生した森林火災は、8日午前になってもなお火勢が収まらず、延焼面積はすでに2000平方キロに拡大しています。アルバータ州政府が7日に発表したところによりますと、火は隣のサスカチュワン州にも及びそうな勢いで、ブリティッシュコロンビア州内の森林火災もアルバータ州に迫っているとしています。
カナダの輿論は、現在の火勢が継続した場合、アルバータ州とブリティッシュコロンビア州の森林火災が一つに繋がり、アルバータ州に隣接するサスカチュワン州に到達する恐れもあるのではないかとの危惧を抱いています。こうした危惧は、カナダは人口密度が希薄であり、この火勢と強風により、森林火災が制御できない場合、救援活動も焼け石に水の事態になりかねないことからくるものです。
7日午後6時の時点で、カナダ政府は、2万人をフォートマクマレーからエドモントンの臨時避難所に避難させています。
消防部門は、コントロールを失った今回の火災は、暴雨でもなければ、抑えることが出来ないだろうとしています。ですが、天気予報によりますと、今後一週間、降雨の可能性はないとしています
関連情報によりますと、今回の火災は、カナダ史上最大規模の森林火災であり、火災により少なくとも8万人が住居を失い、直接の経済損害も100億カナダドル(約500億人民元)に達しているということです。
(中国国際放送局)
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