新華社モスクワ5月5日 (記者/吉黎)ロシア大統領報道官のドミトリー・ペスコブ氏は4日、ロシア政府はロシアと日本の領土問題は両国の元首の会談後に、ただちに進展するとは考えていないと述べた。
ペスコブ報道官は同日の記者会見で、双方は必ず領土問題に言及するが、早急に進展を期待することは不可能だと指摘し、「この問題は非常に敏感なため、専門家が継続的に周到で緻密な研究を行う必要がある。」と語った。
ペスコブ報道官はまた、次のように表明した。ロシアのプーチン大統領と日本の安倍首相との会談がロシアと日本の関係にポジティブな雰囲気を醸成できることを希望している。そのことは領土問題の解決を促すために有益だと見られる。
昨年9月、日本の岸田文雄外務大臣がロシアを訪問して以降、ロシアと日本の関係は小幅に回復した。だが、次のように分析するアナリストもいる。日ロ関係はやや回復したが、両国関係が真の意味で壁を突破するためには難題が多いと言える。双方は領土紛争問題において依然として主張が異なり、根本的な矛盾点が存在する。
(新華社より)
関連記事: