これは4月27日サラエボで新華社記者の取材を受けた前駐中国ボスニア・ヘルツェゴビナ大使のコバチェビッチ氏。5月2日、コバチェビッチ前大使は再び新華社記者の取材に応じた。
新華網サラエボ5月4日(記者/韓建軍)コバチェビッチ前駐中国ボスニア・ヘルツェゴビナ大使は2日、新華社記者の特別取材を受けた際に、中国と中東欧諸国の協力(「16+1協力」)は中国とボスニアの経済協力の堅固な基盤であり、中国はボスニアの理想的な経済協力パートナーだと述べた。
コバチェビッチ前大使は2010年から2013年まで駐中国ボスニア大使に任命され、現在はボスニア国際銀行グループの小売り業務の主管者を務めている。コバチェビッチ前大使は次のように述べた。「16+1協力」によって中国との経済協力水準は大きく向上し、双方はこのプラットフォームを基盤に、詳細で的確な連携戦略を策定できる。「『16+1協力』は、中国とボスニアの協力に新しい活力を注入しています。双方の経済は相互補完性が高く、協力の将来性は明るいです。」
コバチェビッチ前大使は次のように率直に語った。戦争による破壊などの要因で巻き添えになり、ボスニア経済は全体の水準が比較的に低く、インフラは老朽化し、改造とアップグレードが当面の急務となっている。中国とボスニアはエネルギー、交通などの分野で協力の潜在力が大きく、中国の大企業は一部の大型プロジェクトに参与し、ボスニア経済において重要な役割を発揮できる。
コバチェビッチ前大使は「ボスニアにとって、中国の投資家は理想的な協力パートナーです。ボスニアはインフラ分野で資金への高いニーズがありますし、中国は技術、経験及び資金力を備えているため、双方の協力はウィンウィンを実現できます。」と述べた。
コバチェビッチ前大使はさらに、次のように述べた。「16+1協力」が深層から進展するにつれて、中国の投資者はボスニアでより多くのプロジェクトに参加できる。特に火力発電所、鉄道、高速道路といった交通、エネルギーなどの分野の大型プロジェクトだ。
コバチェビッチ前大使はまた、近く開幕するサラエボ経済貿易フォーラムについて言及し、次のような見解を示した。フォーラムは中国とボスニア、中国とバルカン地域の経済協力をより一層、推進する。フォーラムは大量の協力の機会をもたらし、より多くの中国企業がフォーラムを通じてボスニア側の協力パートナーを探し出すことを希望している。「ボスニアで投資するために、信頼できる協力パートナーは非常に重要です。」
今回のサラエボ経済貿易フォーラムは「16+1協力」をテーマに4日から5日まで開催され、30余りの国の企業の代表者と政府高官が出席する。同フォーラムはボスニア国際銀行グループが主催し、バルカン地域最大の経済貿易フォーラムの一つになっている。
(新華社より)
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