新華網ワシントン4月13日(江宇娟)国際通貨基金(IMF)が12日に発表した最新の『世界経済見通し』報告書は、今年の世界経済成長率予測を3 . 2%とし、当機構の1月の予想より0 . 2ポイント下方修正した。新興市場と発展途上経済体の後押しのもと、来年は3 . 5%の成長率が見込まれるが、1月の予測値より0 . 1ポイント引き下げられたと伝えている。
報告書は次のように伝えている。今年の1月以来、グローバル資本市場の変動が再び激化し、先進経済体の成長の勢いがやや弱まり、新興市場と発展途上国が引き続き成長の抵抗に直面している。また、地縁政治、テロ、難民問題などの要因も世界経済に脅威をもたらしている。上述の要因を考慮して、IMFは、今年と来年の世界経済成長率予測を下方修正することに決定した。
IMFのチーフエコノミスト、モーリス・オブストフェルド氏は12日、次のように述べた。現在世界経済の見通しは悪化し、下押しへ向かうリスクが増大している。各国の意思決定者が共に直面するリスクについてはっきりと認識し、共同行動・対策を講じれば、世界の自信を向上させ、経済の力強い成長を推進することができる見通しだ。
(新華社より)
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