国家発展改革委員会と商務部(商務省)が関連当局との総括 審査を経て作成した「市場参入ネガティブリスト草案(試行版)」がこのほど通知の形で通達されるとともに、天津市、上海市、福建省、広東省の4つの省 直轄市で試行されることになった。リストには、中華人民共和国国内で投資や経営が禁止されたり制限されたりする産業、分野、事業などの市場参入ネガティブリストの項目が328項目列挙され、このうち参入禁止項目は96項目、参入制限項目は232項目となっている。人民日報が伝えた。
試行エリアの省レベル人民政府は今後、改革の進展状況や各種市場主体に反映された突出した問題を踏まえ、市場参入ネガティブリストを調整し、「草案」をより完全なものにするための提案を適宜うち出していく。また「草案」と自由貿易試験区のネガティブリストのそれぞれの適用範囲および適用の対象をしっかりと把握していく。「草案」は市場参入ネガティブリストの内容の調整の方法について、試行の過程で各機関が関連意見の要求を踏まえ、各種市場主体および社会一般の意見を十分に聴取し、「草案」の当該機関(当該系統)が管理と実施を行う市場参入項目の整頓を進め、整理と調整の提案を適宜うち出さなければならないとしている。
関連意見は2015年末から17年12月31日までの間に、全国統一の市場参入ネガティブリストとこれに対応する体制 メカニズムを構築するよう模索し、18年に全国統一の市場参入ネガティブリスト制度の実施をスタートすることを求めている。
(人民網日本語版)
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