投資総額50億元(約836億円)にのぼる「千山慢性病精密管理とサービスセンター」の建設が8日、湖南省長沙市でスタートしました。
敷地面積が24ヘクタールもあるこのインターネット病院は、完成後、「無患者病院」、つまり患者が病院を訪れる必要がない病院となります。高血圧や糖尿病など慢性病を患った患者は今後、ウエアラブル端末を通して、オンライン診療を受けます。
千山慢性病精密管理とサービスセンターは、検査センター、医師や専門家による遠隔診療、ビッグデータ管理センター、インターネット知能薬局などからなり、毎年300万人に及ぶ慢性病患者を診療できると見込まれています。
なお、今、中国では2億6千万人もの慢性病患者がおり、2013年の調査によりますと、脳血管病や悪性腫瘍、呼吸器疾患、心臓病が中国人の主な死因となっているということです。
(中国国際放送局)
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