新華網北京3月29日(記者/孫鉄翔) 高々と 聳え立つポタラ宮は、雪域高原の移り変わりの激しい変化を見守ってきた。2016年3月28日はチベット農奴制度の廃止から57年目を迎え、第8回チベット百万農奴解放記念日にあたる。この重要な時刻を記念するため、中央新聞記録電影制片が制作した2話からなるハイビジョン・ドキュメンタリー映画『廃奴』を中央テレビが放送し、社会の幅広い注目を集めた。
歴史の潮流は、大規模で勢いが良い。1959年3月28日はチベットの歴史の発展における新しい起点になる。農奴解放を核心とする民主改革運動が雪域高原で展開された。この日から、中央人民政府はチベット人民を指導して波瀾に満ちた民主改革運動を巻き起こし、政教合一の封建農奴制度を徹底して排除し、百万人の農奴と奴隶が夢見て追求した自分たちが主役になる権利を実現した。
西蔵の民主改革がもたらした最も深刻な変化は、人の運命の変化であり、人権に対する力強く擁護することだ。『廃奴』の主人公の一人である次仁拉姆は、生まれながらにして人身の自由を完全に失った奴隷で、幼少時の苦境は農奴が受けた奴役と偏見を十分に体現している。中国共産党の指導のもとで、西蔵の民主改革は人民を奴役した重々しい足かせを徹底的に打ち砕き、次仁拉姆は百万人の農奴とともに、「言葉を話す家畜」から国家の主人になった。 民主改革の実施は、西蔵人民と歴史の必然的な選択であり、西蔵の経済社会が飛躍的な発展を実現するための重要な保障でもある。民主改革の50年余りに及ぶ風雨の洗礼を受けて特に改革開放の30年余りの偉大な実践を通じて、西蔵の各民族の人民は認識がよりはっきりし、信念がより強固になった。西蔵の民主改革は暗闇から光明へと向かい、落後から進歩へと向かい、貧困から富裕な暮らしに向かう新しい時代を切り開いた。
西蔵の世の移り変わりの激しさは、数代の中央指導グループの配慮と心血を凝集している。中国共産党第18回全国代表大会以降、習近平同志を総書記とする中国共産党中央委員会は実際のニーズに立脚し、長期を見据え、西蔵の経済と社会の発展及び長く安定した政治方針を深層から研究し、一連の重大な策定と構想をまとめ、雪域高原のために未来に向かう壮大な青写真を描き、西蔵自治区の経済の急速な発展、社会事業の全面的な進歩、群衆の生活水準の著しい向上、社会の大局の持続的な安定といった全く新しい局面をスタートさせる。
中国共産党の堅実な指導のもとで、新しい歴史の道程において、西蔵は必ずより輝かしい、燦爛とした明日を迎えることができる。
(新華社より)
関連記事: