「断舎離」を実践してシンプルな部屋に様変わりした
「断舎離」では、不必要なものと完全に「縁を断つ」ことで、思考を鮮明かつシンプルにし、「必要最低限」のものだけを残すことが強調されている。例を挙げると、寝室はベッドと机だけ。書籍や衣類、生活用品といったものは寝室の中には入れないといったものだ。山下氏と佐々木氏は「ものを買わないあるいは買う量を減らす」など、ものへの欲求も最小範囲内に抑え、衝動買いの後から来る罪悪感や物の浪費を避けるよう呼びかけており、そうして暮らしの環境と人生をシンプルにしてこそ、他の有意義なことをする時間が生まれるとしている。
筆者が日本の友人宅にお邪魔してみると、確かに部屋は清潔で広々とし、物寂しささえ感じることがある。そうした多くの日本人が、物質欲を抑えることで、後にそれを処分する煩わしさも減り、暮らしの意義ある時間も増えたと話している。
(人民網日本語版)
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