中国が今年の中頃から来年上半期にかけて実施する有人宇宙飛行プロジェクト宇宙実験室の任務において、未来の宇宙ステーションの建設に向け多くのコア技術の検証を行う宇宙実験室「天宮2号」が最も重要になる。中国航天科技集団公司第五研究院が2月29日に発表した情報によると、新たな有人宇宙飛行の任務において、天宮2号は▽宇宙飛行士の軌道上滞在技術の検証を進める▽軌道上での推進剤補給技術を検証する▽多くの科学 応用実験を展開する――という3つの使命を担う。科技日報が伝えた。
中国の宇宙飛行士の軌道上滞在記録は、有人宇宙船「神舟10号」の15日間。2人の宇宙飛行士は神舟11号と天宮2号で、30日の軌道上滞在を実現する。
天宮2号は今年、神舟11号とドッキングするほか、2017年には補給船のドッキングと物資補給技術を検証する。これは世界的な難題だ。天宮2号のチーフデザイナーの朱樅鵬氏は、「天宮2号はこの技術を確立しなければならない。補給船とのドッキングにより、補給船の推進剤を天宮2号に注入する」と話した。
(人民網日本語版)
関連記事:
「芝麻信用」の信用ポイント650以上なら「診療後に支払い」が可能に