アジア地域最大の航空ショー「シンガポール・エアショー2016」がシンガポールのチャンギ・エキシビジョン・センターで開幕した。4回目の参加となる中国商用飛機有限責任公司は今回さらに歩みを進め、世界に向けて、特に東南アジア地域に向けて、国産ジェット機「C919」と国産リージョナルジェット機「ARJ21」の研究開発の状況や企業の発展の様子を紹介した。
C919は世界基準を踏まえて研究開発されたナローボディ・ターボファンエンジン機で、2015年11月2日にラインオフした。このことはC919プロジェクトの発展段階における研究開発が、一定の重要な成果を上げたことを物語る。テスト飛行用第1号機は、飛行前にシステムの調整やテスト用の設備・機器の取り付けなどが必要だ。
中国で初めて世界基準を完全に踏まえて研究開発されたターボファンエンジンのリージョナルジェット機ARJ21-700は、15年11月29日に顧客第1号の成都航空有限公司に引き渡しされた。中国民用航空の規定によると、成都航空は同機の引き取り後、旅客を乗せないテスト飛行を100時間行ってはじめて、旅客を乗せたテスト運営に進むことができる。
(人民網日本語版)
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