世界中でセルフィーが流行しているが、その撮影する角度は、文化や美的センスの違いによって異なる。セルフィー画像を見ると、中国人女性は白い肌をを好んでいるのに対して、米国人女性は、美しい輪郭線が好きなことが分かる。中国日報が米メディアの報道を引用して報じた。
中国と米国の美的センスが異なることは、中国のSNSを見ても歴然。中国では、写真を撮影 シェアできるSNSサービス インスタグラムでよく見られる輪郭線を強調した画像やサイブロウ(太ももの上とお尻腰の間にできる線)を映した画像は見られない代わりに、白い肌や大きな目、バラの花びらのような真っ赤な唇などを強調した画像が多い。
しかし、共通点もある。例えば、中国人女性はセルフィーする時、米国のセルフィー女王 キム カーダシアンがすすめている小顔に見える角度を好む。また、大きな胸を好むなどの西洋の美的センスも中国に影響を与えている。その他、中国は隣国の東アジア諸国、例えば、日本や韓国のスリムなプロポーションや若くで純粋なイメージを好む文化の影響も受けている。
中国人女性の多くは、肌が白くお金持ちの美女にあこがれ、中でも肌が白く、目が大きく、うりざね顔の人気女優 范氷氷(ファン ビンビン)は究極の存在となっている。実際には、白い肌へのあこがれは2000年前の漢時代にまでさかのぼることができ、SNSが流行し、美容業界も発展している今、その傾向が浮き彫りになった形だ。中国の検索エンジン 百度のデータによると、化粧品関連の検索のうち、美白関連の商品の検索が70%を占めている。一方の米国では、輪郭線関連の検索数が2015年に52%増となった。
(人民網日本語版)
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