2015年9月23日、蘭州初の「グローバル ショッピング」店がオープン、お客を迎えた
〇生鮮食品が大人気
食品類は、依然、正月用品の主力としての地位を保っている。「我買網」で調べてみると、華北地方の人々は豚肉と乳製品、健康志向が高い華東地方の人々は魚、カニと米、養生好きの華南地方の人々はさまざまな野菜、西北地方の人々は牛肉や羊肉と小麦粉の食品、西南地方の人々はカニと果物を、それぞれオンラインで購入している。昨年までと比べ、今年の海外正月用品の消費は、高級化 多様化の傾向を呈しており、消費者は、価格より食品の品質と栄養 健康に対する影響をいっそう重視している。チリ産チェリー、北海道産秋鮭、米アラスカ産鱈、オージービーフはいずれも、購入量が多く、評判が高い売れ筋商品となっている。
アリババ正月用品祭には、海外産の生鮮食品に対する需要が大きいという状況が良く反映されている。統計データによると、中国人が「喵鮮生(miao.tmall.com)」を通じて購入した生鮮食料品は、前年同期比7倍増えた。海外産生鮮食料品という目新しい「ルーキー」のほか、粉ミルクなど育児関連製品も、相変わらず人気が高く、輸入粉ミルクや紙おむつなどの育児関連製品は、多くの家庭にとって必要不可欠な「正月用品」になった。アリババ正月用品祭の消費関連データによると、沿岸の一 二線都市で働く多くの「1980年代生まれ」の母親は、輸入粉ミルク 紙おむつ スタイ おもちゃなどを購入しており、中西部地区の実家が送付先になっているケースが多い。広東卓志サプライチェーンの李金玲 副総裁は、「粉ミルクや食品などの必需品は、これまでずっと、輸入正月製品の主力軍だった。2014年第4四半期の輸入受注量は30%増加した」と話した。
正月用品として、外国製3C(コンピュータ 通信 家電製品)類も、着実な売れ行きを見せた。アリババグループの統計データによると、今年のアリババ正月用品祭で、iPhoneの販売台数は、前年同期比600%近く増加した。また、お掃除ロボットやスマート音響機器など流行りの3Cデジタル製品にも人気が集まった。