あなたは自分の年末ボーナスに満足しているだろうか。就職情報サイト 智聯招聘が25日に発表した調査データによると、2015年の年末ボーナスはあまり楽観的な状況ではなく、平均1万767元(約19万3千円)で14年より3千元(約5万4千円)も減少した。残念なことに、現時点で年末ボーナスを受け取った人は13.4%しかおらず、サラリーマンの20.5%が、「会社は年明けの支給を約束した」と答えたという。業界別にみると、最も多額のボーナスを受け取ったのは今年も金融産業で、平均は1万7千元(約30万千円)だった。「北京晨報」が伝えた。
▽14年の方がよかった年末ボーナス
北京のサラリーマン張芊芊さんは年末ボーナスがなかなか支給されないので焦り始めている。「去年(14年)の年末ボーナスは1万元(約17万9千円)だったけれど、2015年は全体としてそれほど利益が上がらなかったので、年末ボーナスがもらえるかどうかいまだにはっきりしない」という。
智聯招聘の調査によると、中国経済は大きな下方圧力に直面し、多くの業界は苦痛に満ちたモデル転換を余儀なくされた。15年の年末ボーナスの平均水準は14年に及ばず、約1万1千元(約19万7千円)となり、14年の約1万4千元(約25万1千円)より大幅に減少した。
ホワイトカラーの人々は、年末ボーナスが減ったりなくなったりした主な原因は転職にあると考えている。転職は盛んに行われており、新入社員の占める割合が25.9%に達する職場もある。智聯招聘の転職指数には15年の求職市場は全体として移動が頻繁に行われたことが示されており、多くのホワイトカラーが同年には何らかの移動をし、職場には新入社員が多かった。また産業の不振と企業の経済効率の低さも年末ボーナスの減少に大きく関わっている。