新華社記者 秦晴 撮
新華網香港1月14日（記者/牛琪）香港特別行政区の梁振英行政長官は13日、香港特区立法会で2016年の施政報告を発表した。梁行政長官は、今期政府の就任以来、力を集中させて民主を推進し、経済を発展させ、そして実務に励む態度や困難に立ち向かう精神により、住宅、貧困援助、高齢者援助、社会的弱者への援助及び環境保護などの民生問題を処理してきたと表明している。
梁行政長官は次のように述べている。3年にわたり、香港経済は穏やかに成長しており、政府の財政収入は良好だといえる。2014-15年度の利得税と俸給税の収入は共に過去最高を更新した。したがって、政府は民生を改善する力をもち、特に貧困援助、高齢者援助、社会的弱者への援助の面で大量な精力と資源を投入し、社会的弱者層がより尊厳をもって生きられるようにさせ、それにより社会の調和を促進していく。
梁行政長官は次のように表明している。土地開発及び土地供給増加の努力も徐々に効果が現われている。不動産価格や家賃は下落し始め、住宅問題解決には曙光が見え始めている。香港の環境レベル、特に空気や海港の水質も、徐々に改善しつつあることは、民生問題解決に対する特別行政区政府の決意、堅持や施政の成果を説明している。
梁行政長官は次のように強調した。今年は香港の重要なチャンスの年にあたり、特別行政区政府の各部門の仕事の責任は特に重い。政府は「第13次五カ年」規画や「一带一路（シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード）」の建設などの得難いチャンスを社会各界と共にしっかりと把握し、長期的な経済と社会の発展のために新たな原動力を加える決意がある。
梁行政長官はまた次のように語った。目下世界経済には依然として課題が満ちており、香港社会は調和・団結し、共に困難を克服し、市民がよりよい生活を送れるように努力し、若者により多くの雇用の選択やステップアップのチャンスを与え、香港を再び絶頂期に突入させ、輝きに満ちた都市にすることを一層必要としている。
これは梁行政長官が2012年に香港特別行政区の4代目行政長官に就任してから発表された、4回目の施政報告にあたる。
（新華社より）
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