日本の生活雑貨ブランド「無印良品」が世界旗艦店と位置付ける「無印良品上海淮海755」が12日に開業した。上海市黄浦区の繁華街、淮海中路にある「淮海755」は3階建て。総売場面積は2800平方メートルに上る。中国国内で最大規模の「無印良品」店舗だ。
旗艦店で「無印良品」の売場面積は2450平方メートルで、飲食業態の「Café&Meal MUJI」(面積:340平方メートル)も併設されている。四川成都店に続き、「Café&Meal MUJI」は中国国内で2店舗目。このほか、中国で書店「MUJI BOOKS」も初オープンし、顧客が殺到する盛況となった。
今回の旗艦店は、「無印良品」を運営する良品計画が中国で構えた152カ所目の店舗。16年末までに店舗数を200カ所まで拡大する計画で、うち15年には32店舗が開店する見込み。中国市場の重要性について、同社の松崎社長は、「今後もこのスピードを維持して出店したい」と語った。
新規オープンの旗艦店で、顧客とのコミュニケーション強化を図る「Open MUJI」も中国に初進出。現地の著名芸術家や職人を招き、工房、討論会などのイベントを通じ、コミュニケーションの場を作る。
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