【新華社シンガポール12月16日】シンガポール紙『聨合早報』により行われた「字述一年(一年を代表する漢字)」今年度の漢字投票・選出活動の結果が14日に発表され、「耀」という字が2015年度の漢字に選ばれた。
2015年3月にシンガポールのリー・クアンユー(李光耀)元首相が病死し、「耀」という字はシンガポール人がすでに故人となった建国の父、リークアンユー氏を気にかけていたことを代表している。今年はシンガポール建国50周年にあたり、建国の父、リー・クアンユー元首相が8月9日の独立記念式典に出席できず、民衆と共に二度と建国を祝うことができなかったことは、多少なりとも遺憾を残したといえる。
「耀」という字と共に構成される言葉は多く、耀眼(まぶしい)や闪耀(輝く)、栄耀(大いに栄える)なども含まれる。『聨合早報』の呉新迪・総編集長は次のように語っている。「読者が最終的に『耀』という字を選んだことは、意外ではありません。『耀』という字はいくつものニュースの大事件と繋がりを持ちますが、最も直接的に連想させることは建国の父、リー・クアンユー元首相の死去でしょう。これは読者が2015年の国内外の重大事件を総括する際、彼らに最も深い印象を残したのは、私たちが共に有した3月のあの7日間の記憶であることを説明しているのです。」
(新華網日本語)
当社サイトのコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事: