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「獲得感」、「インターネット・プラス」などが2015年度流行語に選ばれる
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-12-16 16:06:39 | 新華網日本語 | 編集: 吴寒冰

 

 【新華社北京12月16日】言語文字定期刊行物『咬文嚼字』は15日、2015年度「10大流行語」を発表した。1位から順番に「獲得感」、「互聯網+」、「顔値」、「宝宝」、「創客」、「脳洞大開」、「任性」、「刴手党」、「網紅」、「主要看気質」などが選ばれた。

 「獲得感」は本来は利益を得た後で生まれる満足感を指した。2015年2月27日、中国共産党中央委員会の習近平総書記が中央委員会改革全面的深化指導チーム第10回会議で、改革方案の金含有率の高さが十分に体現し、人民群衆がより多くの獲得感を得させると指摘した。「獲得感」という言葉は、これを契機に急速に広まった。

 「インターネット・プラス」は、インターネットと従来の業界を深層から融合し、再構築し、新たに発展する業種を再形成することを指す。この表現は当初、中国国務院の李克強総理が『政府工作報告』で提起し、その後にメディアに頻繁に使用された。

 「創客」は英単語の「Maker」の訳語で、米国マサチューセッツ工科大学の製作のための研究室(ファブ・ラボ)の実験課題が由来となっている。中国で現在、「大衆による起業、民衆によるイノベーション」ブームが沸き起こっており、この言葉はイノベーション理念と起業精神に富む人を指す。

 2015年はネット用語が続々と誕生した。「顔値」は本来、男女の容貌が美形であること、又は美しさの程度を表すものだが、そこから派生して「顔値が高い」、「顔値が計測不能」、「顔値が暴落」などの表現が生まれた。その後、「顔値」という言葉は人から物までも用いられ、物品の見た目、又は外観が美しいかどうかを表わす言葉としても使用されている。

 「宝宝」は「宝宝を死ぬほど驚かせた」というネット用語。「宝宝を死ぬほど驚かせた」は、「自分が驚かされた」という意味で、若い女性がひどく驚いたときに、「可愛らしさを演出する」ためにこの表現が常用される。その後、「宝宝」が独自に単独で使用され、先に流行した「親」と併用される傾向がある。

 「わがまま」は本来は伝統的な単語で、「自分勝手に振る舞う」などの貶し言葉としてよく使われる。ネットユーザーが「お金持ちはわがまま」と茶化した後、語彙の色合いが次第に変化し、褒め言葉の意味も含まれるようになった。

   「刴手党」はネットショッピングに熱中する人たちを指す。女性が多い。「刴手族」、「刴手帮」などとも呼ばれる。作家の金庸氏が書いた武侠の小説『射雕英雄伝』で九指神丐と呼ばれる洪七公があるとき、旺盛な食欲を抑えることができず、食中毒を起こしたときに、自分の手の指を一瞬で切り落とした。しかし、美食を見ると、また手を伸ばしてしまう。「手を切り落とす」はおそらくこれが由来となっている。

   「網紅」は即ち「インターネット有名人」で、ネットユーザーに注目されて有名になった人物を指す。「網紅」で有名になる原因は十分に複雑で、或いは際立った才覚・容貌によって、或いは奇怪な行動によって、或いは意外な事件によって、或いはステルス・マーケティングの首謀者の情報操作によってなどがある。

   「主に風格を見る」は外見を過度に重視するのではなく、内面こそが決定的な要因になるという意味だ。この言葉は2015年末に突然、普及し、流行語になった。「顔値」を追求しすぎる時代に、「主に風格を見る」の流行は「ポジティブエネルギー」の意義を持つという見方もある。

   2009年から雑誌『咬文嚼字』の出版社が編集する年度新語資料『咬文嚼字緑皮書』で毎年、前年度の「10大流行語」が発表されている。「10大流行語」は、全国言語文字の専門家と学者が社会生活で使用される表現の中から高頻度で出現する言葉を審査し、選出している。且つ、「トレンド性」、「大衆性」、「新鮮味と強烈な表現効果がある」という3つの条件を備えなければならない。

 

(新華網日本語)

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「獲得感」、「インターネット・プラス」などが2015年度流行語に選ばれる

新華網日本語 2015-12-16 16:06:39

 

 【新華社北京12月16日】言語文字定期刊行物『咬文嚼字』は15日、2015年度「10大流行語」を発表した。1位から順番に「獲得感」、「互聯網+」、「顔値」、「宝宝」、「創客」、「脳洞大開」、「任性」、「刴手党」、「網紅」、「主要看気質」などが選ばれた。

 「獲得感」は本来は利益を得た後で生まれる満足感を指した。2015年2月27日、中国共産党中央委員会の習近平総書記が中央委員会改革全面的深化指導チーム第10回会議で、改革方案の金含有率の高さが十分に体現し、人民群衆がより多くの獲得感を得させると指摘した。「獲得感」という言葉は、これを契機に急速に広まった。

 「インターネット・プラス」は、インターネットと従来の業界を深層から融合し、再構築し、新たに発展する業種を再形成することを指す。この表現は当初、中国国務院の李克強総理が『政府工作報告』で提起し、その後にメディアに頻繁に使用された。

 「創客」は英単語の「Maker」の訳語で、米国マサチューセッツ工科大学の製作のための研究室(ファブ・ラボ)の実験課題が由来となっている。中国で現在、「大衆による起業、民衆によるイノベーション」ブームが沸き起こっており、この言葉はイノベーション理念と起業精神に富む人を指す。

 2015年はネット用語が続々と誕生した。「顔値」は本来、男女の容貌が美形であること、又は美しさの程度を表すものだが、そこから派生して「顔値が高い」、「顔値が計測不能」、「顔値が暴落」などの表現が生まれた。その後、「顔値」という言葉は人から物までも用いられ、物品の見た目、又は外観が美しいかどうかを表わす言葉としても使用されている。

 「宝宝」は「宝宝を死ぬほど驚かせた」というネット用語。「宝宝を死ぬほど驚かせた」は、「自分が驚かされた」という意味で、若い女性がひどく驚いたときに、「可愛らしさを演出する」ためにこの表現が常用される。その後、「宝宝」が独自に単独で使用され、先に流行した「親」と併用される傾向がある。

 「わがまま」は本来は伝統的な単語で、「自分勝手に振る舞う」などの貶し言葉としてよく使われる。ネットユーザーが「お金持ちはわがまま」と茶化した後、語彙の色合いが次第に変化し、褒め言葉の意味も含まれるようになった。

   「刴手党」はネットショッピングに熱中する人たちを指す。女性が多い。「刴手族」、「刴手帮」などとも呼ばれる。作家の金庸氏が書いた武侠の小説『射雕英雄伝』で九指神丐と呼ばれる洪七公があるとき、旺盛な食欲を抑えることができず、食中毒を起こしたときに、自分の手の指を一瞬で切り落とした。しかし、美食を見ると、また手を伸ばしてしまう。「手を切り落とす」はおそらくこれが由来となっている。

   「網紅」は即ち「インターネット有名人」で、ネットユーザーに注目されて有名になった人物を指す。「網紅」で有名になる原因は十分に複雑で、或いは際立った才覚・容貌によって、或いは奇怪な行動によって、或いは意外な事件によって、或いはステルス・マーケティングの首謀者の情報操作によってなどがある。

   「主に風格を見る」は外見を過度に重視するのではなく、内面こそが決定的な要因になるという意味だ。この言葉は2015年末に突然、普及し、流行語になった。「顔値」を追求しすぎる時代に、「主に風格を見る」の流行は「ポジティブエネルギー」の意義を持つという見方もある。

   2009年から雑誌『咬文嚼字』の出版社が編集する年度新語資料『咬文嚼字緑皮書』で毎年、前年度の「10大流行語」が発表されている。「10大流行語」は、全国言語文字の専門家と学者が社会生活で使用される表現の中から高頻度で出現する言葉を審査し、選出している。且つ、「トレンド性」、「大衆性」、「新鮮味と強烈な表現効果がある」という3つの条件を備えなければならない。

 

(新華網日本語)

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