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劉振民外交部副部長、李克強総理が東アジア協力指導者シリーズ会議に出席した成果を紹介
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-11-23 15:43:59 | 新華網日本語 | 編集: 王珊寧

   11月22日、中国国務院の李克強総理はマレーシアのクアラルンプールで第10回東アジア・サミット(EAS)に出席した。これはサミットの前に、指導者たちが一緒に撮影した写真だ。

 

  【新華社クアラルンプール11月23日】11月21日から22日にかけて、李克強総理はマレーシアのクアラルンプールで開催された第18回中国・ASEAN(10+1)首脳会議、第18回ASEAN・中日韓(10+3)首脳会議及び第10回東アジアサミット(EAS)に出席した。22日午後の会議終了後、劉振民外交部副部長が国内外の記者に李克強総理による今回の会議出席の主な成果を紹介した。

  劉外交部副部長は次のように述べた。この2日間、李克強総理は首脳会議に連続3回出席し、また多くの二国間会談を行い、スケジュール的に非常に忙しく、今回の東アジア協力指導者のシリーズ会議が成功裏に開催されるために重要な貢献を行った。会議期間中、李克強総理は中国とASEAN関係及び東アジアの協力をめぐって、会議に出席した各国の指導者と広く且つ深く意見を交わし、また一連の協力の提案を提起して、関係国の積極的な応答を得た。

  劉外交部副部長は次のように紹介した。ASEAN・中日韓(10+3)首脳会議で、李克強総理はASEAN・中日韓(10+3)の協力は東アジアの協力のメインルート的な地位及び東アジア経済の一体化の推進に対して重要な役割があると強調し、少し前の第6回中日韓首脳会議の再開やASEAN共同体のまもなくの設立が、ASEAN・中日韓(10+3)の協力に新たな原動力を加えるだろうと表明している。中国側はASEAN・中日韓(10+3)の各分野における実務的協力を絶えず深め、マクロ政策への調和やドッキングを強化し、地域の経済成長と金融の安定性を共に維持することを提案する。中国側はまた、地域と国の金融機関がアジア金融協力協会を共同で発起、設立し、地域金融機関の交流や金融資源の統合を強化することを提案する。中国側は中日韓の三方が各自の優位性を繋ぎ合わせ、国際市場でASEAN地域の工業化、特に工程機械、電力、建築材料などの分野における協力展開を共に推進するべきだと提起する。中国側は更に関連の各当事者と共に努力し、2016年の「東アジア地域包括的経済連携協定(RCEP)」交渉終了の実現に努めることを提案する。

 劉外交部副部長は次のように述べた。李克強総理は、東アジアサミットで、東アジアサミットの今後の発展方向に対する中国側の見方や主張を詳しく述べ、東アジアサミットでは「四つの堅持」、即ち「指導者がリードする戦略的フォーラム」の位置づけの堅持、ASEANの主導的地位の堅持、発展と安全という「二輪駆動」の堅持、東アジアサミットと他のメカニズムによる調和のとれた発展の堅持、を継続すべきだと強調した。李克強総理はまた今後のサミットでの協力に関する見方や提案を提起した。その一点目は地域経済の一体化の推進を加速し、東アジアにおける世界経済の安定成長極を打ち出さねばならないこと。二点目は政治・安全保障対話を積極的に展開し、当地域に合った安全保障の枠組みの構築を探求すること。三点目はアジアの文明間の対話と交流を強化し、異なる文明の調和と共生を促進すること。李克強総理による関連の見方や提案は、サミットに出席した各国の積極的な応答を得た。

 劉外交部副部長は更に次のように述べた。東アジアサミットでは主に、次の2つの役割が発揮された。一つは実務的協力の強化を研究・討議すること。もう一つは国際と地域の政治・安全保障分野における重要な問題について対話や意思疎通を展開することだ。サミットでは、暴力テロ取り締まりや違法移民、中東情勢などを含めた各当事者が関心を寄せる問題について、各国の指導者による広範且つ踏み込んだ意見交換が行われ、また南中国海問題について話が及んだ指導者も少なくなかった。

 李克強総理はASEAN・中国(10+1)首脳会議で、南中国海問題についての中国側の立場や主張を明らかにし、中国側が提唱した南中国海問題を処理する「複線構想」、即ち関連の紛争は、直接関連する主権国家によって交渉と協議を通じて解決し、南中国海の平和と安定は中国とASEAN諸国が共同で守ると重ねて述べた。

 劉外交部副部長は南中国海や中日関係、地域の自由貿易への段取りといった問題についても記者の質問に答えた。

  (新華網日本語)

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劉振民外交部副部長、李克強総理が東アジア協力指導者シリーズ会議に出席した成果を紹介

新華網日本語 2015-11-23 15:43:59

   11月22日、中国国務院の李克強総理はマレーシアのクアラルンプールで第10回東アジア・サミット(EAS)に出席した。これはサミットの前に、指導者たちが一緒に撮影した写真だ。

 

  【新華社クアラルンプール11月23日】11月21日から22日にかけて、李克強総理はマレーシアのクアラルンプールで開催された第18回中国・ASEAN(10+1)首脳会議、第18回ASEAN・中日韓(10+3)首脳会議及び第10回東アジアサミット(EAS)に出席した。22日午後の会議終了後、劉振民外交部副部長が国内外の記者に李克強総理による今回の会議出席の主な成果を紹介した。

  劉外交部副部長は次のように述べた。この2日間、李克強総理は首脳会議に連続3回出席し、また多くの二国間会談を行い、スケジュール的に非常に忙しく、今回の東アジア協力指導者のシリーズ会議が成功裏に開催されるために重要な貢献を行った。会議期間中、李克強総理は中国とASEAN関係及び東アジアの協力をめぐって、会議に出席した各国の指導者と広く且つ深く意見を交わし、また一連の協力の提案を提起して、関係国の積極的な応答を得た。

  劉外交部副部長は次のように紹介した。ASEAN・中日韓(10+3)首脳会議で、李克強総理はASEAN・中日韓(10+3)の協力は東アジアの協力のメインルート的な地位及び東アジア経済の一体化の推進に対して重要な役割があると強調し、少し前の第6回中日韓首脳会議の再開やASEAN共同体のまもなくの設立が、ASEAN・中日韓(10+3)の協力に新たな原動力を加えるだろうと表明している。中国側はASEAN・中日韓(10+3)の各分野における実務的協力を絶えず深め、マクロ政策への調和やドッキングを強化し、地域の経済成長と金融の安定性を共に維持することを提案する。中国側はまた、地域と国の金融機関がアジア金融協力協会を共同で発起、設立し、地域金融機関の交流や金融資源の統合を強化することを提案する。中国側は中日韓の三方が各自の優位性を繋ぎ合わせ、国際市場でASEAN地域の工業化、特に工程機械、電力、建築材料などの分野における協力展開を共に推進するべきだと提起する。中国側は更に関連の各当事者と共に努力し、2016年の「東アジア地域包括的経済連携協定(RCEP)」交渉終了の実現に努めることを提案する。

 劉外交部副部長は次のように述べた。李克強総理は、東アジアサミットで、東アジアサミットの今後の発展方向に対する中国側の見方や主張を詳しく述べ、東アジアサミットでは「四つの堅持」、即ち「指導者がリードする戦略的フォーラム」の位置づけの堅持、ASEANの主導的地位の堅持、発展と安全という「二輪駆動」の堅持、東アジアサミットと他のメカニズムによる調和のとれた発展の堅持、を継続すべきだと強調した。李克強総理はまた今後のサミットでの協力に関する見方や提案を提起した。その一点目は地域経済の一体化の推進を加速し、東アジアにおける世界経済の安定成長極を打ち出さねばならないこと。二点目は政治・安全保障対話を積極的に展開し、当地域に合った安全保障の枠組みの構築を探求すること。三点目はアジアの文明間の対話と交流を強化し、異なる文明の調和と共生を促進すること。李克強総理による関連の見方や提案は、サミットに出席した各国の積極的な応答を得た。

 劉外交部副部長は更に次のように述べた。東アジアサミットでは主に、次の2つの役割が発揮された。一つは実務的協力の強化を研究・討議すること。もう一つは国際と地域の政治・安全保障分野における重要な問題について対話や意思疎通を展開することだ。サミットでは、暴力テロ取り締まりや違法移民、中東情勢などを含めた各当事者が関心を寄せる問題について、各国の指導者による広範且つ踏み込んだ意見交換が行われ、また南中国海問題について話が及んだ指導者も少なくなかった。

 李克強総理はASEAN・中国(10+1)首脳会議で、南中国海問題についての中国側の立場や主張を明らかにし、中国側が提唱した南中国海問題を処理する「複線構想」、即ち関連の紛争は、直接関連する主権国家によって交渉と協議を通じて解決し、南中国海の平和と安定は中国とASEAN諸国が共同で守ると重ねて述べた。

 劉外交部副部長は南中国海や中日関係、地域の自由貿易への段取りといった問題についても記者の質問に答えた。

  (新華網日本語)

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