11月22日、中国国務院の李克強総理はマレーシアのクアラルンプールで第10回東アジア・サミット(EAS)に出席した。これはサミットの前に、指導者たちが一緒に撮影した写真だ。
【新華社クアラルンプール11月23日】中国国務院の李克強総理は現地時間22日午前、クアラルンプール国際会議センターで第10回東アジアサミットに出席した。
李克強総理は演説で次のように述べた。東アジアサミットの発足から10年間は、東アジア協力が勢い良く発展した10年で、各国が繁栄の成果を共有した10年で、東アジアサミットの影響力が絶えず拡大した10年でもあった。我々は新しい起点に立ち、「指導者がリードする戦略的フォーラム」の位置付けを継続的に堅持し、東南アジア諸国連合(ASEAN)の主導的地位を堅持し、発展と安全の「両輪駆動」を堅持し、各メカニズムの協調した発展を堅持しなければならない。東アジアは世界平和を安定させるいかりになり、発展の活力の源にならなければならない。得難く貴重な良好局面を大切にし、経済、安全、人文の3大支柱を強固化し、地域協力に新しいエネルギーを注入する必要がある。李克強総理は今後のサミットの協力について、次のような見解を提示した。
第一、地域経済の一体化を早急に推進し、東アジアを世界経済の安定成長極に作り上げる。第二、政治的安全をめぐる対話を積極的に展開し、当地域に適した安全の枠組みの構築について討論を行う。各国は各自の発展戦略と政策の強化について疎通と交流を行い、政治的相互信頼を増進しなければならない。第三、アジアの文明的な対話と交流を強化し、異なる文明の調和のある共生を促進する。
李克強総理は次のように指摘した。東アジア各国は相互に依存し、日増しに利益共同体及び責任共同体として結束している。我々が団結と協力、開放と寛容の精神を堅持し、利益の接点を積極的に拡大し、対立を効果的に管理してコントロールする限り、東アジアの協力を健全な発展の軌道の上に維持し、地域の各国の人々により幸福をもたらすことができる。
李克強総理はまた、南中国海問題について、中国の原則的立場と5つの事項を提言した。
サミット前に、李克強総理は出席者の各国首脳とともに『2015年ASEAN共同体構築クアラルンプール宣言』及び『ASEAN2025年に向けたクアラルンプール宣言:団結して奮進』の調印式に出席した。
(新華網日本語)
当社サイトのコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
関連記事: